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​RESEARCH

​研究テーマ

光合成は地球上の生命を支える重要な化学反応です。光合成を行うことで、光エネルギーと二酸化炭素を利用することができます。私たちの研究室では、光合成を行う細菌であるラン藻(シアノバクテリア)や藻類を用いて研究を行い、「光と二酸化炭素を利用したものづくり」を通して、地球環境の保全や資源問題の解決に貢献する技術の開発を行っています。

 

転写や代謝といった生物の基本原理の理解を進めるとともに、プラスチック原料や食品添加物、色素といったバイオマテリアル生産の研究を行っています。基礎研究のテーマとしては、ラン藻の遺伝子改変株を用いて、代謝や光合成の制御メカニズムの解明や細胞の増殖・形態制御機構の解明を進めています。応用研究のテーマとしては、ラン藻や真核微細藻類を用いたバイオプラスチック生産(コハク酸、乳酸、ポリヒドロキシ酪酸)やアミノ酸、色素などの技術開発を進めています。

光合成の力を利用したバイオエネルギーやバイオマテリアルの生産技術開発は、世界的な競争になっています。世界的な競争に打ち勝つように、私たちの研究室では、独自の視点に基づいたオリジナリティの高い環境バイオテクノロジー手法の創出を目指しています。

​また、最近は、パンの研究を始め、食品の研究についても興味を持って進めています。

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微細藻類の研究

微細藻類は、光合成をする小さな生き物です。光合成によって、光エネルギーを利用して、二酸化炭素を取り込むことができます。微細藻類の光合成を利用し、地球温暖化や資源枯渇の問題解決に通じる研究をしています。

バイオプラ原料の生産

二酸化炭素から有用物質を生産しています。特に、微細藻類の発酵により、コハク酸や乳酸などのバイオプラ原料の生産を行っています。

高付加価値物の生産

基礎研究を応用に生かすには、社会の需要にあった物質を作る必要があります。また、高付加価値なものを作らなければ経済的に成り立ちません。我々は、微細藻類が作る食用色素であるフィコシアニンを始め、高付加価値物質の生産を進めています。

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